“よしもと男前芸人”会見詳報、ブサイク1位はノンスタ井上がV2達成。

2013/02/27 15:27 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


吉本興業は2月27日、東京・ヨシモト∞ホールにて、毎年恒例の「マンスリーよしもとPLUS presents『よしもと男前ブサイクランキング2013』大発表会・記者会見」を実施した。

「よしもと男前ブサイクランキング」は、ヨシモトブックスより発刊している「マンスリーよしもとPLUS」が毎年実施している大人気企画。劇場のアンケートやインターネット、ハガキで募った投票から「男前」「ブサイク」「べっぴん」「ぶちゃいく」などを、各カテゴリー別でランキング化したものだ。

会見のMCを務めるのは、博多華丸・大吉。開口一番、「よしもとの犬、第1位です!」(大吉)、「本社に向かって、ワワワーン!」(華丸)とコメントする2人。大吉は「僕らは、よしもとの犬芸人として7年連続の1位。2位のロザンを大きく引き離しております!」と言い放ち、笑いを誘う。

まず登場したのは、「理想のパパ芸人」部門で第1位となった品川庄司・庄司智春。子どもを抱っこしたポーズを取りながら「ミキティー!」と絶叫、華丸・大吉から「いまのお気持ちを誰に?」と訊ねられても、「ミキティー!」と再び叫ぶ。

TOROYより、商品としてファッションアイテムを受け取った庄司。「できれば、社名を呼んでいただきたい」というオファーも快諾し、「トロイー!」と絶叫、ふと我に返り「僕の職業はなんなんですか?」と自問自答すると、大吉から「何かの名前を叫ぶ人」ときっぱり言われてしまった。

肝心の気になるランキングだが、男前ランキングは第5位から第1位までが発表された。

第5位に選ばれたのは、NON STYLE・石田明。結婚指輪を見せると、お客さんからは黄色い声援が挙がる。昨年よりワンランクダウンとなったが「もう十分です!」と石田。「僕、イベントをやっても、大体来てくれる人数は332人くらい。投票人数もそれくらいなんで、狭いキャパシティしかない僕に固定客が入れてくれてるだけなんです」と分析しながら、「来年は理想なパパ芸人に選ばれたい」と抱負も。子づくりについて「どのくらいのペースで?」(大吉)、「そちらもNON STYLE?」(華丸)とツッコまれ、慌てていた。

第4位には平成ノブシコブシ・吉村崇が入り、会場に駆けつけたお客さんからは「え〜!」という驚きの声が上がったが、「いやぁ、どうもありがとうございます。ただ、綾部に負けたのは悔しいです」と喜びのコメント。本誌では吉村らしい“ある格好”で登場していることもあって、「一石を投じています! ぜひ買ってください! ところ狭しと、真の男前を今後は見せていきますから」とアピールした。

第3位は、パンサー・向井慧。「インテリキャラだけど、恋愛は肉食系」と紹介されながら、戸惑いを感じさせる固い笑顔で初々しく会釈する。向井の名前は、ハレー彗星にちなんで名付けられたそう。「ハレー彗星が接近した年に生まれたんです」と説明する彼に、「受験に出るって言われたもんね!」としみじみする華丸、「昨年は9位だったんで、(3位まで)上がらせていただいて有り難い。今年は2位だったらいけるかなと思ってたけど、1位と2位の壁は厚かった」と語った。

第2位は、ロザン・菅広文。13年連続10位以内をキープという驚異の成績を残している菅はダブルピースしながら、笑顔でガッツポーズを決める。「菅ちゃん、すごすぎる。どこかのタイミングで、絶対火の鳥食べてる。若い頃とまったく変わらない!」と大吉。その言葉を受けて「そうですね。後輩のみなさんは、僕を潰すつもりで来てください」と余裕の表情を浮かべる菅。60歳の女性からは「毎年、あなたに入れています」とのコメントもあり、「47歳の時からずっと入れてる! すごすぎる!」との華丸・大吉の感嘆に、「大事にします!」と笑顔を見せた。「来年は1位になりたい」と意気込む菅に、大吉は「マンスリーはああなりますけど(※休刊)、菅ちゃんのために、この企画だけは続けましょう!」と語りかけた。

3位の向井からの「ランキング結果を見た時に、2位に入ってる菅さんって正直、気持ち悪いなって思ってしまいました」と強気な発言を受けて、「いま何歳?」と返す菅。「27歳です」との返事を聞き、「そうなんやぁ。僕の27歳に比べたら、全然やな!」ときっぱり。何も返せない向井に「悔しいですけど、仰るとおりなんです。27歳の菅ちゃんは、本当にすごかったからね」と頷きながら、「でも、向井には尾形というハンデがあるなかでの結果だから」と最大限にフォローする大吉だった。

第1位に輝いたのは、ピース・綾部祐二。背筋をぴしっと伸ばし、堂々とした振る舞いで入場する。「本当にありがたい」と投票してくれたみなさんに感謝を述べた綾部だったが、「ただ気になったことが……登場時の紹介文に“ごっつぁん”とか“横綱”とか入りすぎてませんでした?」と指摘。熟女票がかなり多かったようで、中には「よしもとのマツジュン」とのお誉めの言葉もあった。

「ありがたいですねぇ。ほとんどが40代以上の票だと、僕も聞きました。これからも熟女からの票をガッチリとつかんでいきたい」との意気込みを聞き、「うちの嫁、45歳……。うちの嫁は熟女なのか! 出会った時は、24歳やったのに!」と嘆き始めた華丸に、「奥さんはピチピチの熟女です!」と笑顔で断言する綾部だった。

べっぴん芸人ランキングは、第2位と第1位が発表された。

第2位に選ばれたのは、スパイク・小川暖奈。淡いピンクのドレス姿で登場した彼女に、客席からは「わぁ〜」との歓声が。そんな反応に驚きながら「ビックリです。たくさんの方に投票していただいて、多くの人が私のことを知ってくださっていて……」と感激を露にする小川に、「キャバクラ感が強い!」とツっコむ大吉。「ただただかわいい」との投票者の感想にも「仕草は、完全にオバさん」と切れ込んでいた。

第1位に輝いたのは、アジアン・馬場園梓。今年で3年連続1位のため、殿堂入りとなる。
「どんどん、くるよ師匠に近づいてきてますよ!」と馬場園。“ぽっちゃりかわいい”との声に「新しい言葉をつくっていただいて、有り難い話でございます」と感謝していたが、「べっぴんのほかに、最近は“かわいすぎる女芸人”っていうジャンルもある。そこに、私はエントリーされてもないんですよ!」と息巻いた。

本会見では、芸人としては“栄誉のある”ブサイクランキング1位&ぶちゃいくランキング1位&2位も発表された。

第2位のハリセンボン・箕輪はるかはフラッシュが眩しいのか、手で顔を覆いながら登場。「本当に嫌なので、気持ちだけでも明るく」と緑色のドレスを笑顔で指す彼女に、大吉からは「いよいよ年を取り始めたピーターパン。魔法が解けましたね!」と容赦ないツッコミが入った。

昨年殿堂入りしたアジアン・隅田美保に代わって、第1位に輝いたのはハリセンボン・近藤春菜。白いドレス姿でふてぶてしく登場した彼女に、会場からは笑いが起こる。「ぶちゃいくって言われるために、なんで早起きしなきゃいけないのかなと思った。誰にも言いたくないです」と悲しそうにつぶやく近藤。「ありがとう、ブスども。ブスが投票してくれてるんですよ!」と暴言を吐く彼女に、大吉は「1位や2位はまだいいよ。6位や7位くらいは、リアルにいちばん辛いから!」と声をかけた。

この日、いちばんの声援が挙がったのは、ブサイクランキング第1位の発表。NON STYLE・井上裕介の名前が呼ばれ、本人が登場すると、大きな歓声が挙がった。「たくさんの投票ありがとうございます。すべてのランキングのなかで、僕だけぶっちぎりの3,000票越え。やっぱり世間は、井上を求めてるんだなと感じました。嫌も嫌よも好きのうち。僕のことを愛してやまない証拠です。……毎年、こう言ってます。今日来ているライターの女性、来場しているみなさんも一瞬で抱ける。すぐ恋に落ちますよ!」と、まくしたてる井上。会場の反応は冷ややかだ。

昨年「ダサイランキング」1位で殿堂入りしたことに触れられても動じない彼に、「“いらっとくる後輩芸人”も1位、“ピンマイクをあんまりつけたくない芸人”も1位」と架空のランキングを発表していく大吉。それにもめげず、井上は「来年も1位になって、真のスーパースターになりたい」と堂々宣言していた(※こんな井上を、殿堂入りした歴代のブサイク芸人たちは認めていないそうだ)。

囲み取材では、ぶちゃいくランキング1位についてツッコまれた近藤。「多くの人に知っていただいているのは有り難いですけど、ブスを自覚してる訳ですから、ほっといてくれよっていう話なんです」と嘆き節。「男性からどう呼ばれたい?」と訊ねられると、照れながら「ル、ルーナ」と返答。「室伏広治さんに“ルーナ!”って呼ばれたい!」と妄想を炸裂させていた。

なお、会見の模様は27日(水)19時より、ソーシャルプラネットホーム「YNN」にて配信。同特集ページでは、ランクインした芸人からのコメントもアップ予定だ。

また、本誌発売日の3月1日(金)より、ケータイよしもと(ガラケー版)では「男前ランキング」上位入賞者の待受画像を、ナマーシャでは生写真の販売もスタート。さらに、男前ランクングのベスト5&ブサイクランキング1位のマルチプレート・キーホルダー、ネットショップ限定の特大ステッカーも販売予定だ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.